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とろタンを看板メニューに圧倒的支持を集める「大衆ホルモン・やきにく 煙力」

株式会社CREAFE 代表取締役 宇佐美祐介

大衆ホルモン・やきにく 煙力は、株式会社CREAFE(宇佐美祐介代表)が経営する低価格焼肉チェーン。同社は現在、味樹園4店、煙力26店(直営6店、FC20店)、いこい珈琲(カフェ)の31店舗を展開している。
煙力は2017年の名駅本店を1号店1億円・郊外店)、3位 中村公園750万円(家賃21万円)だ。
名駅本店は週1日休みで、営業時間は16時〜23時。これで上記の月商、償却後利益は411万円と、収益性抜群だ。

大衆ホルモン・やきにく 煙力の誕生まで

煙力の宇佐美社長の父は、名古屋の老舗焼肉店「味樹園」(1976年〜)を創業した人物である。味樹園は黒毛和牛の高級焼肉店(客単価5000円)である。
宇佐美社長は20歳の時、父から「洋食レストランで接客サービスを学べ。世界の料理を勉強して来い」と言われ、2年間のレストラン修業に出て多くのことを学んだ。父の店に戻った後も5年間は一般社員として働き、修業を続けた。
6年目に本店の店長になるが、その直後にBSE(狂牛病)問題が起こり、月商800万円の店が300万円にまで急降下した。どん底に突き落とされたが、この体験が宇佐美社長の目を開く。「BSEで牛が倒れる映像が流れ、和牛を食べることにブレーキがかかる中で、それでも来店してくださる常連のお客様がいらっしゃるんです。私は当時まだ20代でしたが、そういうお客様に対し、涙が出るほどありがたいと実感しました。飲食店とはなんと素晴らしい商売なのだろうと思い、私たちはこのお客様のために何ができるのだろうかと真剣に考えるようになりました」と、宇佐美社長は語る。
売上は落ちたものの何とか踏ん張り、その後客足が徐々に戻って、翌年8月には1200万円の売上を作るまでに回復した。その後、味樹園3号店を出店するにあたり、父からそれまでの実績を認められ、「お前が社長をやれ!」と言われて、社長に就任したのだ。
しかし、何が起こるかわからないのが人生である。味樹園4号店プレオープンの日、東日本大震災が起きた。日本中が自粛ムードになり、またしてもどん底を味わうことになる。その後も2店舗を出店するのだが、うまくいかない。地獄を見たという。
現状を打破すべく試行錯誤の日々が続いた。そして、味樹園とは違う、安くて旨い焼肉店、その街に昔からあったような大衆焼肉店を作ろうと考えた。こうして客単価3000円の煙力が誕生したのだ。
煙力の看板メニューは、とろとろ食感の「煙力とろタン(880円)」と、味樹園の創業以来47年かけて作り上げてきたタレが自慢の「甘辛ダレカルビ(580円)」だ。賑やかな店内で、大衆価格で楽しめる焼肉・ホルモン専門店である。

FC煙力の3つの強み

1.安くて美味しい焼肉・ホルモン

前述した看板メニューの他、味噌とんちゃん280円、和牛脂付き牛ホルモン(タレ・塩)480円、5秒焼きロース680円なども人気で、いずれも圧倒的に安い。宇佐美社長は、お客様に通い続けていただける値段はいくらかと考え抜き、価格をまず決めて、その後に原価計算をする。
また16時から17時59分までの限定で、ハイボールとチューハイを1杯80円で提供している。このハッピーアワーで、ランチと同じぐらいの売上を作ってしまう店舗も多い。名駅本店では16時から学生の女性客で行列ができる。客層は女性客と男性客の比率は6:4。女性客が圧倒的に多い。

2.看板メニューの「煙力とろタン」

 焼肉屋で看板メニューというものを謳っている店がほとんどないことに気付いた宇佐美社長は、それを打ち出そうと考えた。そこで生まれたメニューが、「日本一の煙力とろタン®️(登録商標)」(880円)だ。
独自の製法でとろとろの食感に仕上げた「とろタン」は圧倒的なコアメニューで、フード構成比は35%である。1人当たりの注文率は120%だ。インスタ映えするボリューム満点のビジュアル(※写真参照)は、女性客も魅了する。女性の1人客がとろタン2人前と生ビールを注文し、満足して帰っていく。
私は5年前に初めて名駅本店を訪れた時、女子高生3人がとろタンとライス、ソフトドリンクを頼んでいるのを見てびっくりした。焼肉店として敷居が低く、入りやすいということだ。

3.ファサード効果抜群の大看板

入口の大看板にはインパクトがある。黒地の看板に浮かび上がるゴールドの「煙力」の店名には、老舗の貫禄が感じられる。だがその下の提灯やのれんは大衆的で、気軽に入りやすい。本物志 向とカジュアル感の両方を備えたファサードは、店に入りやすくするための重要なポイントだと私は思う。
煙力にはもう一つ、逆境から得た貴重なノウハウがある。店に余裕がないと、お客様が喜ぶことを積み上げていく足し算型のサービスを行うのは困難だが、サービスを厳選していくこと(引き算型サービス)はできる。
たとえば、煙力のフードメニューは30品目以下。通常の焼肉店の3分の1ほどにアイテム数を絞っている。このため、一品一品の質を高めるとともに、オペレーションの簡素化・最適化も可能にしている。引き算型をとことん追求すれば、足し算型に劣らぬお客様満足を得られるのだ。これも逆境の時に得た、煙力の知的財産である。

FC加盟店から見た煙力の魅力

FCビジネスとしての煙力の魅力をまとめると、次のようになる。

1.職人レスで教育負担が圧倒的に少ない

煙力のフランチャイズは、技術がなくてはできない肉の仕込みやカット、下処理などを仕組み化しているため、難しい技術の習得が不要。これにより職人レスで営業可能。教育コストや時間を大幅に削減できる。女性アルバイトでも肉場を回せるのだ。
(仕込みは1人で4時間あれば可能)

2.圧倒的な集客商品「煙力とろタン®︎」

インスタグラムで注目を集めるこの名物商品の売上構成比は35%。繰り返し食べたくなる魅力があり、集客の要となる。大きな販促コストをかけなくても集客が可能。

3.圧縮した商品数

商品はお客様にとって必要最低限のアイテム数に絞り込み、厳選されたものだけを提供。そのため取り扱い食材が最小限に抑えられ、発注管理もシンプルになり、少量在庫での運営が可能。 運転資金の負担を小さくすることができる。

4.焼肉業態の永続性

昔から続く大衆的な焼肉業態は、時代に左右されにくく流行りすたりが少ないため、大きな売上変動を心配する必要がない。コロナ禍にも強く、安定した売上を見せた。

5.通常の焼肉店よりも原価率が低い

通常の焼肉店の原価率は40%前後と言われるが、煙力独自の仕入れルートと加工スキームを確立することで、居酒屋並みの原価率(36%前後)を実現している。

煙力には、加盟店加盟希望者から次のような問い合わせや希望が多く寄せられている。
①居酒屋を経営しているが、先行き不安②既存店の売上が減少し、戻らない③加盟しているFC業態がうまくいかない④新しい事業の柱を作っていきたい、など。
これらの問い合わせや要望に応える提案を続けていくことで、今後、全国に多店舗展開を果たすことが予測される煙力である。まずは100店舗達成を!




開業資金と収益モデル

<開業資金>

加盟金300万円
研修費  50万円
設計管理費  坪1万円
保証金   100万円
店舗設備費    1500万円
初期投資 2000万円

<収益モデル>

売上高  750万円(100%)
原価  270万円(36%)
人件費  158万円(21%)
家賃  50万円(6.6%)
光熱費  20万円(2.7%)
その他経費  60万円(8.0%)
ロイヤリティ  22.5万円(3.0%)
償却前利益  169.5万円(22.6%)


【企業情報】

社 名 株式会社CREAFE
設 立 2008年
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内3丁目6番27号 EBSビル7F
TEL  052-684-6636
FAX  052-684-6636
URL  https://kemuriki.jp/
Email  usami@creafe.co.jp




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