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街の財産となるお店づくりを目指して!

C-United株式会社  代表取締役社長 友成勇樹

C-United株式会社はカフェチェーンを経営する企業で、珈琲館210店(直営96店・FC114店)、カフェ・ド・クリエ185店(直営109店・FC76店)、カフェ・ベローチェ158店(直営店)など、全7ブランド・合計586店を展開している。
 経営理念は「珈琲文化の創造と発展を通して 人を幸せにすること」を経営理念とし、その想いを実現すべく、創意工夫と情熱をもって「街の財産として未来へ受け継がれるお店づくりをする」ことに力を注いでいる。
 今月は、同社の代表取締役社長を務める友成勇樹氏にお話を伺った。

学生起業家から大手ファストフードへ就職

友成社長は1963年生まれ。実家が飲食店を経営していたことから、子どもの頃から事業経営には関心を持っていた。
 やがて中央大学に進学。当時はバブル景気の直前で、学生の起業が流行っていたという。大学2年の時、2千万円を借り入れて洋風居酒屋をオープンするが、大失敗。借金を背負いながらマクドナルドに就職。だが毎月借金の返済に追われ、それが15年間続いた。新人時代は給与も低いので生活は苦しいが、店長になると一気に上がる。だからがむしゃらに働いた。平均で10年かかるといわれた店長に、友成氏はわずか3年で就任。同期276人の中で最初だった。その後30歳でスーパーバイザーに昇格している。
 34歳(1997年)でアメリカへ転勤となり、日中はシカゴの店舗で勤務しながら夜間はビジネススクールに通い、MBA(経営学修士)を取得。1999年には米国マクドナルド本部国際部に出向し、ハンバーガー大学のプロフェッサーとして2年間講義を行った。大抜擢である。これは良い経験になったと友成氏は語る。

アメリカから帰国後、グループ会社の社長に

その後2001年に日本へ戻り、新規事業開発部の責任者となった。イギリスのサンドイッチチェーン「プレタ・マンジェ」の合弁による「日本プレタ・マンジェ」の設立を手掛け、社長に抜擢された。オーガニックでヘルシーなグルメサンドイッチチェーンの誕生とあって、設立レセプションには、テレビや雑誌などのメディア80社が集まったという。
2003年、日本マクドナルドがプレタ・マンジェ事業からの撤退を決めたのを機に、プレタ・マンジェを諦めきれなかった友成氏は部下20人と共に独立。ロッテホールディングスなどの協力を得て、日本プレタ・マンジェの事業資産の一部を継承し、プレタ・マンジェ20店、ベーカリー6店で黒字化を果たした。後に、プレタ・マンジェはロッテに移行した。
 2010年、友成氏はモスフードサービスの顧問に就任し、関連会社の会長として8年間にわたり指揮を執った。
 2018年にあるファンドから、老舗カフェチェーン「珈琲館」をM&Aするので、設立とハンドリングを任せたいとスカウトされ、社長に就任した。
 2020年にはセルフサービス型カフェの「ベローチェ」を買収し、2021年に珈琲館とベローチェを合併してC-United株式会社を設立。そして2022年、「カフェ・ド・クリエ」を運営するポッカクリエイト社をグループ傘下に加え、カフェ業界の中でも大手のグループとして躍進を続けるに至っている。
 学生時代に起業した会社、マクドナルド、プレタマンジェ、モスバーガーと、これまでに培った外食チェーンでの経験・技術・ノウハウを、このC-United株式会社に注ぎ込んでいるのだ。

珈琲館のストロングポイント

1.本格的な珈琲を提供

ナショナルチェーンでありながら、11種類の豆を挽いて一杯ずつ提供する。他の喫茶チェーンとの差別化ができており、競合が少ない。(仕込みは1人で4時間あれば可能)

2. 景気に左右されにくい、長期安定ビジネス

珈琲館に来店するのは、コーヒーの味を楽しみたいと思うお客様だ。リピーターが多いのが大きな特徴で、男性客が6割を占める。加盟者は個人オーナーが多く、オーナーと共に地域ナンバー1のコーヒーショップづくりを目指す。

3. 高収益かつ効率的な店舗運営

適正なオペレーション、POSレジシステムによる生産性向上など、開業から50年以上にわたって蓄積された「成功のノウハウ」をオーナーへ提供し、高収益かつ効率的な店舗を目指して、本部が全面的にバックアップする。

4.初めてでも安心の、本部サポート体制

開店準備から運営に至るまで、専属チームが強力にサポートするため、飲食業未経験者でも安心。開店後も販促活動や売上目標達成に向けた経営サポートを行うため、安定的な店舗運営が可能。

5.充実した研修プログラム

オーナーや店長候補を対象とした約3カ月間にわたるプログラムにより、キッチン、清掃、マネジメント業務など、店舗運営に必要なノウハウを学ぶことができる。

カフェ・ド・クリエのストロングポイント

カフェ・ド・クリエについては、本誌今月号の「実力店長はここが違う」で、日比谷通り内幸町店の平井統括マネージャー(オーナー夫人)を紹介している。併せてお読みいただきたい。
 カフェ・ド・クリエは女性客が7割を占める。法人のオーナーが多い。最近では病院内への出店が増え(30店以上)、健康的な食事を提供するファストフードスタイルカフェのイメージが定着している。

1.物件情報提供、コラボ出店も可

ネットワークを駆使した物件情報の提供や、加盟希望者の所持する物件診断も実施。加盟希望者の本業に合わせて、コラボレーション出店も可能。例:書店、調剤薬局、コインランドリー等との併設。

2.独自の商品開発力

季節性・トレンド性・独自性を意識した商品を開発。原材料は店舗のパソコンからオンライン発注できる。365日納品可能。

3.運営・教育のサポート力

店長は60日間の研修を受講し、店長としての基本スキルを習得。出店後は、スーパーバイザーが訪店し、経営・販売促進・教育等のサポートしていく。最近ではDX化のビデオ研修により、スタッフ教育もスマホで見ることができるようになった。未読のスタッフがいる場合、SVが店長にそれを伝えられる仕組みになっており、生産性も向上している。

4.居心地の良い空間づくり

ロケーションに合わせて居心地の良い客席レイアウトを提案。フリーwi-fi、コンセント席を完備し、幅広いお客様のニーズに対応している。店舗規模は40〜50坪で、60〜80席。大型店のほうが効率の上がる傾向がある。

 珈琲館の原価率は30%(フルサービス)。カフェ・ド・クリエは32%(セルフサービス)だが、人件費は珈琲館より低い。  スーパーバイザーは10〜15店につき1人。巡回頻度は月に1〜2回である。  本部からの表彰制度には、QSCのMSや販売コンテスト、永年勤続などがあり、常に良い刺激が与えられている。  2023年11月、カフェ・ド・クリエ新店舗南池袋店が全面リニューアルオープンした。和風と北欧Scandinavianを融合させたジャパンディ(Japandi)スタイルというテーマで空間を演出し、売上も好調。このような新たな挑戦も注目される。  またベローチェの加盟希望者が多いこともあり、FC募集を検討準備中だ。  友成社長のリーダーシップのもと、今後ますます躍進が期待されるC-Unitedである。




開業資金と収益モデル

<開業資金>

 珈琲館カフェ・ド・クリエ
加盟金150万円300万円
保証金   150万円150万円
開店準備金  100万円100万円
設計管理費  100万円100万円
店舗施工費    4140万円4390万円
合計 4640万円4990万円

<収益モデル>

 珈琲館カフェ・ド・クリエ
売上高  600万円(100.0%)600万円(100.0%)
原価  180万円(30.0%)180万円(30.0%)
人件費  176万円(29.3%)160万円(26.7%)
家賃  100万円(16.7%)100万円(16.7%)
ロイヤリティ  15万円(3.0%)27万円(4.5%)広告費1.5%
その他経費  69万円(11.5%)68万円(11.3%)
ロイヤリティ  22.5万円(3.0%)
償却前利益  60万円(10.0%)65万円(10.8%)


【企業情報】

社 名 C-United株式会社
所在地 東京都港区芝大門2丁目10番12号KDX芝大門ビル 1階・9階
TEL  03-6432-0084
FAX  03-6432-0236
URL  https://c-united.co.jp


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